このページはホーム高温置換炉のページです。
高温真空置換炉 HWHVシリーズ
高温真空置換炉はMAX1500℃、常用1400℃にて酸化状態を調整しながら試料を熱処理する装置で、発熱部はSICヒータを使用し、温度調節器はプログラム式、制御器はデジタル式サイリスター位相制御(工場出荷時調整済み)を採用しておりますので発熱体が劣化しても出力の調整することなく安定して使用することができます。
当社では実験用途に合わせて温度制御からガス導入まで自動化した実験装置の設計・製作も承っております。
【高温置換炉】 型式:HWHV450-50 / 使用温度:1400℃
卓上置換炉HWHV450-50 の主な仕様 | |
加熱部 | 高温チューブ炉 本体型式:AHRF-50KC-32P MAX1500℃ / 常用温度:1400℃ |
制御部 | プログラム式:32パターン/32ステップ、制御方式 :サイリスター定電力位相制御 |
雰囲気部 | アルミナ管 Φ50×Φ42×L1000mm + 水冷式炉心管接続フランジWAT50S-50-304、
変換ピースNW50-PT1/4、電磁弁、流量計、ガス導入継手 ※配管レイアウトはご相談ください |
外形寸法 | アルミフレーム架台W1300×D500×H750mm 装置全高H1200mm(チューブ炉開時) ※設置場所に合わせて架台形状、寸法変更も可能です。 |
安全機能 | 熱電対断線警報、漏電ブレーカ、過熱防止機能 |
●ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい。
高温置換炉の見積依頼について
雰囲気炉などの特注実験装置は必ずお打合せが必要となります。
実験用途、要求仕様、配管イメージなどご確認の上、ご相談ください。
・お問合せから納品までの流れ
.要求仕様をお知らせください。
1.実験用途、期待される付加機能、配管イメージ
2.使用温度・試料形状・炉心管の素材、サイズ
3.炉心管内雰囲気(真空、導入ガス、流量)
4.温度制御方法(定置制御式・プログラム制御・その他必要と思われる機能)
5.設置環境(設置場所・有効寸法・設備電源・排気設備・搬入経路など)
6.希望される検収条件・提出図書
●その他ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい。
置換炉とは
置換炉とは酸化状態を調整しながら試料を焼成する装置です。
主に置換炉は 「加熱、雰囲気、制御、架台部」 にて構成されます。
加熱部は炉内がチューブ状で1000℃近くまで昇温することができるチューブ炉(管状炉)が使われます。雰囲気部としてはチューブ炉内に不活性ガスを流入しやすくするため、炉心管と称する石英管やセラミックス管を電気炉内に取り付けます。 炉心管に不活性ガスを導入させるためには、気密性の高いフランジで炉心管の両端をふさぐ必要が有り、さらにフランジには試料の温度測定とガス導入できるポートを接続させます。制御部には加熱炉内の試料温度に応じて温度制御する専用のコントローラと炉心管内に導入させる不活性ガス(ボンベ圧による押し込み圧力)に応じて適切に流量調整できる流量計で、雰囲気と温度を適切に制御する必要があります。
●その他ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい。