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縦型雰囲気炉 HDMシリーズ
縦型雰囲気炉とは導入ガスにて酸化状態を調整しながら試料を焼成する装置です。
主な装置構成はヒータ部、温度制御部、雰囲気部、架台部 にて構成されます。
当社では横型雰囲気炉の周辺部品を通じてお客様のご要望に合わせたより良い実験炉の製作をしております。
卓上置換炉HDM300-50 仕様 | |
加熱部 | チューブ炉 本体型式:ARF1-300-50KC 常用使用温度:1000℃ ヒータ容量1000W (チューブ炉外径寸法:260×L300mm / 炉内寸法:Φ80×L250mm) ※チューブ炉本体を変更することにより高温用縦型炉に変更できます。 |
制御部 | タッチパネル式プログラム温度コントローラ 型式:STF1P-115K、電源100V15A ※過熱防止、電磁弁・冷却ファン、ON/OFF スイッチ付 試料昇降用電動シリンダーコントローラ付属 |
雰囲気部 | 透明石英管Φ46×Φ50×L800mm + 炉心管用接続フランジ SNW50S-50-304 変換ピースNW50-PT1/4、電磁弁、ガス導入配管 炉心管材質の変更、配管レイアウトはご相談ください |
外形寸法 | アルミフレーム架台W500×D450×H1700mm 装置全高H1750mm ※架台形状、寸法の変更も可能です。 |
安全機能 | 非常停止ボタン、熱電対断線警報、漏電ブレーカ、過熱防止機能、タイムアウト警報 オプションにて試料昇降部エリアセンサー |
●ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい。
縦型雰囲気炉の見積依頼について
雰囲気炉などの特注実験装置は必ずお打合せが必要となります。
実験用途、要求仕様、配管イメージなどご確認の上、ご相談ください。
・お問合せから納品までの流れ
.要求仕様をお知らせください。
1.実験用途、期待される付加機能、配管イメージ
2.使用温度・試料形状・炉心管の素材、サイズ
3.炉心管内雰囲気(真空、導入ガス、流量)
4.温度制御方法(定置制御式・プログラム制御・その他必要と思われる機能)
5.設置環境(設置場所・有効寸法・設備電源・排気設備・搬入経路など)
6.希望される検収条件・提出図書
●その他ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい。
雰囲気炉とは
雰囲気炉とは酸化状態を調整しながら試料を焼成する装置です。
主に置換炉は 「加熱、雰囲気、制御、架台部」 にて構成されます。
加熱部は炉内がチューブ状で1000℃近くまで昇温することができるチューブ炉(管状炉)が使われます。雰囲気部としてはチューブ炉内に不活性ガスを流入しやすくするため、炉心管と称する石英管やセラミックス管を電気炉内に取り付けます。 炉心管に不活性ガスを導入させるためには、気密性の高いフランジで炉心管の両端をふさぐ必要が有り、さらにフランジには試料の温度測定とガス導入できるポートを接続させます。制御部には加熱炉内の試料温度に応じて温度制御する専用のコントローラと炉心管内に導入させる不活性ガス(ボンベ圧による押し込み圧力)に応じて適切に流量調整できる流量計で、雰囲気と温度を適切に制御する必要があります。
●その他ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい。